ヘッドが重く、シャフトが柔らかい…

数字をあげると
 
販品の平均的なドライバー  190g

 ハミングバードのドライバー  240g(26%増し)

 
市販品のRシャフトの硬さ   240cpm
 弊社オリジナルMDー10   150cpm
(40%減)

この数値の意味合いは
弊社のクラブの方が「よくも悪くも」個性が強く

打ち手の動作に対し 「倍加」的な要素が強い^^ということ


ドライバーであっても、アイアンであっても
平均的な市販品比べると、重心距離も長めで
(ヘッドの重量点がシャフトから離れている、遠い)
ので 、その重量効果はより大きいわけで
それを味方にして利用するのも
敵にして抵抗するのも 打ち手次第になるのです。
正しく使わないと、重さを強烈になりますし
弾道や距離だって 望んだようにはいかないよ

そこで・・・

再三、書いてはいますけど
重いヘッド、そして柔らかいシャフトのクラブを
上手に扱い、その重さの効果を味方につけるための
コツとまでは言えないけれど、ヒントを!(^^)!

ホントはシャフトの硬さやヘッドの重さとは関係なく
こう使うのが王道というか、本筋なんだけれど
もう 圧倒的多数の人がこうしないので
逆に 重さのあるヘッドや柔らかさのあるシャフトが
利用できず、使い手にとって 存在しないようなヘッド重量
どうひねくってもしならないようなシャフトを
選んで使うようになっちゃう という状態…なんだよね。

さて まずは二枚の写真を見てください。
スナップショット 1 (2014-06-24 15-12)スナップショット 1 (2014-06-24 14-49)












ゴルフクラブと言うのは
004こんな形をしている訳で
アイアンのようにもっと奥行きが
無かったとしても
俗にいう ヘッドの軌道
ヘッドプレーンに対し
立体的に、垂直(ロフト基準)
に打面であるフェースがあります。

見てのとおり ウッドは奥行きが深いので
ヘッドの重量の中心点は シャフトよりも
この写真で言うと、かなり左(2センチ位)にある訳です。

さて 元の二枚の写真をもう一度・・・
スナップショット 1 (2014-06-24 15-12)スナップショット 1 (2014-06-24 14-49)











見え辛いかもしれないけれど
双方の左手の甲の向きに注目して下さい。

左の白黒の写真は 左手の甲は上向き
右のカラー写真は 左手の甲は下向き

ゴルフスイングには前傾姿勢と言う傾きがあるので
この時点では カラーの方がスクエアな状態で
004白黒写真は ヘッドが横に倒れた…
アドレス時のヘッドの写真で言えば
フェースがボールに相対した状態ではなく
ソールがボールに向いてしまっている状態です。

ものすごく多く ほぼ100%のゴルファー…
最近ではプロゴルファーまでこんなテークアウェイというか
引き方をしていて、何を血迷っているのか
この引き方を「お金を頂いて」教えているレッスンプロまで
いるご時世です。

両方の写真を比べてみてください。

まず 白黒はテークバックを
肩も含まれた左手でしか動かしていません。
故に、この時点でグリップが体から離れてしまっています。

前述しましたが、ゴルフスイングには傾き(前傾姿勢)が
あるので、右を向いているとき、
左右の体の右サイドの方が左サイドよりも高くなる「筈」です。

しかし、左腕のみでテークバックをして
右の肘を支点にクラブを寝かす(開く)ターンを
させているので、この時点で既に 両方の肘だけでなく
肩のラインまで、前傾姿勢を失い
腰のラインと肩のラインが異なる姿勢になってしまっています。

あまりいい表現ではないのですが
スイングを テークバック前半/後半
ダウンスイング前半/後半
フォロースイング前半/後半 と 時期として
6場面に区切ったとき、一番初期
テークバック前半の時点で すでに前傾姿勢の意味を失い
上半身は不自然にねじる というか ひねられ
クラブは体から離れてしまっています。

ここの部分の改善が一番重要で
ここの部分の改善が「技術的には一番簡単で」
 そして 「精神的には一番苦痛…なのかも」知れません。

本来、存在しない上半身のひねり。

ゴルフスイングにとって大切な前傾姿勢…
 それを この時点で失い。

体から不必要にクラブを離し
不必要にクラブを重くして…


 スイングを始めてしまうのですから
なかなかうまく行きませんし、
どの点をとっても ヘッドの重さも
シャフトの柔らかさも「利用」する準備に
なっていませんから、どのようなクラブを好むのかも
だいたい想像がついてしまいます…。