昨日の記事の続き です。

ドライバーを長尺化する ことが イコール
距離の増大 と考えられています。

決して 間違いではありません。

しかし、条件があります。
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当たり前ですが、正しくクラブを扱っていることです。

まず 断っておきますが
クラブが長くなることによって、ヘッドスピードが上がる
故に 飛距離が伸びる というのは 根本的に間違いです。

だいたいですが、2インチ、約5センチ長くして
上がるのは たかだか 1ms です。
44インチのクラブを46インチにして
 ヘッドスピードは 1ms強程度変わるだけです。

ところが、一般的には
44インチ のそのクラブのフィーリングを大きく変えず
46インチにするのには、20g程度ヘッド軽くする必要があります。
クラブの破壊力の単純な計算では
 5gはヘッドスピード1msに相当する破壊力です。
つまり ヘッドスピード4ms分の破壊力は失ったけれど
計測値での ヘッドスピードが1ms上がった と言うことです。
ヘッド重量そのままで 2インチ長くすれば
そりゃ 破壊力は増します。
しかし、パターを除く13本のクラブの中で
飛びぬけて重い ヘッドの効いたクラブになってしまいます。
2インチ分 ですから スイングウエイトで言うところの
12ポイント前後重たいクラブになる訳で、
 E-2 のドライバーを打った後で
12ポイント軽い D-0 のアイアンを打つんですから
ハチャメチャなセットになってしまいます。

では、なぜ 長尺化すると
ドライバーが飛ぶ と言われるのでしょうか・・・

その答えは 昨日の記事 に沿ったものですが
長さとロフトの関係にあります。
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ドライバーを長尺化した時
従来よりも 小さなロフトを使える可能性が増えます。
(正しくクラブを扱えば…ですが)
長尺化されていることにより、入射角度が緩くなり
打ち出し角度が取れる可能性が高まるからです。

これも 正しくクラブが扱える と言う条件と
欲に駆られて 自分でそれをしない と言う条件が
満たせれば、ロフトの少ない 重心の深いドライバーヘッドを
使えば、ナチュラるに。。。意識しないアッパースイングを
インパクトに持ってこれる可能性が増えるので
より 高打ち出し〜低スピン という 飛距離増大の
カードを手にすることが可能です。

そう考えると 昨今のドライバー長尺化事情は
ますます クラブの基礎構造とは逆行しており
スピンを減らすため 浅い重心の長尺化 などと言う
正直、理解に苦しむところに進んでいるメーカーもあります。
勿論、それぞれの人の弾道タイプにもよりますが
長尺化して、浅い重心にする意図が全く見えません。

クラブヘッドの重心そのものが直接的にボールに与える影響
が重心の働きではなく、その重心によって
使い手がどのようにクラブを動かすことになるか
が 本当の重心の役割です。
昔に比べると 重心位置 など 専門用語っぽい
感じがするものも、非常に中途半端な理解と言うか
啓蒙で終わってしまっているのがとても残念に感じます。
やはり プロや作り手も含め
多くの人が クラブとスイングの関係と言うのを
ぶつ切りに、別なものと考えている節が見受けられますね><