軟鉄鍛造のアイアン
素材によって若干その度合い、量は異なりますが、
ライ角度やロフト角度が調整出来ます。
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ライ・ロフトマシーンと呼ばれますが、
いま 使っているのがゴルフスミスのこの機械
創業から5台目になりますでしょうか…。

これを使って、ライ角度やロフト角度を変更、調整します。

弊社の主製品である 共栄ゴルフ製のHBS-10改
という軟鉄鍛造アイアンは、かなり作りこんだ仕上がり
になっていますので(手前味噌ですが)
お店での仕上げにおいて、数値を確認しているだけで
殆ど手間いらずの状態だったりもします。

そう、頻繁ではありませんが
アイアンのロフト角度の調整依頼があります。
その以来の理由は 「距離不足」なのですが…。

実はこのアイアンのロフト調整 は
既に アイアンヘッドが製品として
出来上がってしまっている限り、
実は 数値合わせ に過ぎません。

こういう事です。
ロフト 30度のアイアンがあります。
距離が足らない と言う理由で
ロフトを2度立てる とします。
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これをライ・ロフトマシーンで行いますと
確かに 数値として ロフトを28度、
2度立てることは可能です。
ところが、ロフトを2度立てると同時に
バンス角度も2度減ってしまいます。
例えば 5度だったバンス角度は3度に
なってしまいます。

すると どうなるか というと
距離不足 が主な調整理由で
本来、ロフトを2度減らす ということは
2度分スピンに化けてしまう破壊力を減らし
スピンをボールスピード(推進力)に変えたい
というコトなのですが、
バンスが2度減る ということは
ヘッドの入射角度、その補正能力も2度分減ります。
要するに、2度分緩い角度で入射してくる可能性が
高くなります。
ロフトは立って スピンは減ったのに
入射角度が緩くなってしまうので
今度は 破壊力はスピンでなく打ち出し角度に
化けてしまう というコトなのです。

仕事なので、説明をした上で
ロフト調整はするのですが、例え5度ロフトを
ストロングにしたとしても、結果の出てこない調整
なので、ちょっと残念な気持ちでいっぱいになります。