実はゴルフスイングの話をする時に
そのゴルフ用語が何を指しているのか
人によって 異なります。

え? って感じだと思うのですが
そうなんです。

一般的には 手は手のひら ですが
ゴルフの場合、手というのは、手のひらも含めた
腕のコトを指します。

よく「手打ち」というあまり芳しくないニュアンスの
言葉が使われるのですが、
この真意は 腕の中に有る稼働部分
手首や肘を使わないで打ちなさい というコトでは無く
ボールをさばくその前後
それを体でやりなさい
しかも、それは直接的に体でやりなさい と言う意味です。

・・・直接的 というのは
体を動かしたり、止める反動で行うのでなく
体を動かす、体の向きを変える ことが
打つことそのものだというコトです。
(伝わりにくい部分ではあります)
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手打ちをしないために、体を大きく動かして
      
「体を使って!」と言うから…
その間腕は止め、
      
「手を使ってはいけない!」と言うから
体が減速期や終点に近づいたら その反動で 
クラブヘッドの重さを利用して(遠心力)として
      
「ヘッドの重さを使って!」と言うから
ボールを打つ打撃方法は
究極の  手打ち なのです。

7割を超えるような 殆どのアマチュアゴルファーは
この打撃方法を採用しています。
また、困ったことに 最近のトッププロも
ものすごい上手いアマチュアゴルファーの様な
この打ち方をしているが為に、より定着しつつあります。
クラブもそのためのモノが主流になりましたし…。

✪手打ちをするな
✪体を使え
✪体を回せ
✪ダウンは左サイド、特に下半身の主導で
✪手を使うな
✪クラブヘッドの重さを利用しろ
 という金科玉条の言葉を、ある意味守っているので
これが スイングの正解と大いなる誤解をしています。

とっても 下品は表現なので
怒られそうなのですが、
例えば、おしっこ(男性)をしながら
ボールを打つとします。
本当は ボールはおしっこがかかるか、かからないかの
タイミングでその場からどく 筈なのですが、
上記の「一般的」な打撃方法では
おしっこが掛かり始めてから
(かかり始めてから 打つ ではなく)
クラブを振り始める訳です。

 これを「手遅れ」と言います。

これでは 右サイドは下がり 左サイドは上がり
右サイドは近づき、左サイドは離れ
右腕の長さを調整しないとボールは打てません。
スナップショット 7 (2013-07-05 23-44)

ヘッドの重さによって
ヘッドが落下していく のを
利用して打撃エネルギーにしたいのに
自分では下げている筈のヘッドは
実は振り上げようとする過程の中です。

遠心力を作れば、クラブは重くなり
その働く方向はクラブの延長線上ですから
どうしても 右サイドに重さが増えることになります。
故、左には体重が移せない・・・

もしも クラブヘッドの落下方向に働く
重さなり、スピードなりを利用している としても
下がっていくヘッドの ボールに相対している部分は
打撃場所である筈のフェースではなく
アイアンで有ればキャビティ、裏側です。

それぞれの言葉は半分は合っている・・・

それをどう解釈するか、によって
ものすごく大きくボタンを掛け違えることになります。