多くのゴルファー、お客様のゴルフクラブを見てきました。
クラブ持参でご来店されれば、基礎的な計測をします。
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市販のクラブの代表的な例がこんなところです。
     長さ   振動数(cpm) 
1W   45   233
3W   43   
258
 ←ドライバーとは違う機種
5W   42   
255
UT#4 40   278
5I    38   292
 ←アイアンは基本的にセット

6I    37.5 318
7I    37   312
8I    36.5 315
9I    36   316
PW   35.5 328
SW   35.5 322


 ←見た目は3番と同機種

 振動数とはシャフトの硬さを表すものです。
違うシャフトで同じ数値の場合、どちらが硬いかは
シャフトの特徴によって異なりますが、
数字が大きければ硬いと判断して間違いありません。

さて、上のセットですが、
もし ドライバーがそこそこ気に入っているのなら
フェアウェイウッドは ちょっと ??? な状態。
シャフトの硬さに「離れ」があります。
ドライバーに比べ、フェアウェイウッドが「硬い」というコトです。

このセットでラウンドすると
後半、疲れてきたあたりで フェアウェイウッドの(特に3番)
手痛いミスが発生しやすくなります。

逆にファウェイウッドの方が気に入っている場合
ドライバーにはスライスの注意が必要になります。

また フェアウェイウッドは同機種、同フレックス…
表示上、同じ硬さであるのにもかかわらず
実際は 短い方の5番ウッドの方が柔らかく
ワンフレックス違うものが混載されている状態です。
もし 3番の方が好きなら、5番はダフリ、スライスのミス
5番の方が好きなら、3番はトップ、チョロ
 そして 双方の平均飛距離は殆ど変らない と思います。

セット全体としては
ウッド系に比べると、アイアンが硬い です。
多分、これではアイアンが飛びません。
5番ウッドと5番アイアンとの間にかなりの距離差が
生まれるので、ユーティリティは必要になりますね。
で、多くのゴルファーはドライバーの数値には気を使っても
フェアウェイウッドにはあまり関心を抱かないので
この構成だと フェアウェイウッドそのものを
あまり好きにはなれないと思います。
ですから、7番ウッドでは無く ユーティリテイな訳です。
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さて アイアンですが、
お決まりの 数値の逆転がありますね。
本来、同じヘッド、同じシャフトですから
ある規則性を持って 短くなるにつれ
数値が大きくならないといけないのですが
これでは「本当の意味でのセット」にはなっていません。

     長さ   振動数(cpm) 
1W   45   233
3W   43   258
 ←ドライバーとは違う機種
5W   42   
255 ←見た目は3番と同機種

UT#4 40   278
5I    38   292
 ←アイアンは基本的にセット

6I    37.5 318
7I    37   312
8I    36.5 315
9I    36   316
PW   35.5 
328
SW   35.5 322


これもウッドの構成と同じく 数値がバラバラ。
この場合の多くが 5番アイアンは結構「好き」な場合が多く
6番は良い印象が無いので、あまり使いません。
硬いんですよね
そうなると ミスも多いうえに、距離も出ませんから
6番〜7番〜8番アイアンに あまり距離の差が生まれません。
番手間の距離が打ち分けられないので
「ああ ワタシはアイアン苦手なんだ」という印象も
植えつけられるので、金額にかかわらず
高く付いてしまっています。
それでも5番アイアンは 打ちやすい ので多用します。
柔らかいからですね^^

また ピッチングウエッヂが硬いので、
アプローチはサンドウエッヂを多用することになります。
本来、グリーン周りなどは
出来るだけ、使えるのなら
ロフトの少ない(ロフトの立った)クラブ
例えば パターとかで転がした方が
距離感が身に付き易く、スコアに成り易いのですが、
サンドウエッヂの上げる球を持ち球にすることになるので
アプローチもなかなか上達しない状態になります。

実はクラブセットの流れ というのは
「打つ前から予想できる」ミスの要因になっています。

「腕前でカバーする?」…それもイイでしょう
豊富な練習量、時間とお金があるのなら
それもゴルフです。
でも、ちょっと知恵を絞れば、
クラブセットの流れによるミスの誘発は
割と簡単に解決するのです。

安易にセットを構成してしまうと
そのクラブによって作られてしまうスイングは
(それらのクラブを打つために訓練するのですから)
あとから直すのは かなり大変です。


02

今回の記事の内容とは別な話ですが、
多くの方は 本来使うべき硬さ(軟らかさ)よりも
格段に硬いシャフトを使っています。
それを使って 上手く打つ訓練をするのには
硬いものをしならせて使うことを覚える必要があります。
ここに矛盾を感じて貰いたいのです。
シャフトの硬さには種類があるんです。
硬いものをしならせて使う必要があるなら
始めから
「硬くないモノ」を使えばいいんじゃないですか?

ゴルフクラブは 理由があって
シャフトがヘッドの端っこに付いています。
ヘッドはロフト角度やライ角度など機能があって
前後上下左右非対称の構造物です。
そのヘッドの端っこに付いたシャフトを撓らせる ということは
歪なヘッドの姿勢を常時変化させながら
ボールを打つことになるんです。

シャフトを撓らせることが、ヘッドを有効に使うこと と
思えますか?

番手間のロフト差は 3〜4度です。
時計の針一秒分(6度)動かしたら
番手の意味は無くなってしまいます。
ロフトにもよりますが、ライ角度を2度ずらしただけで
150ヤード先では 左右10ヤード以上 方向がずれます。

それでも シャフトはわざとしならせるべき
ものだと思いますか?