アイアン、パターはオリジナル製作済みですが
今回の「GR-14」製作に当たり、
またまたいろいろ勉強することになりました。

019


概ね、想像通りではあるのですが、
ドライバーの場合、常時、ヘッドが空中に有ります。
故に、地面に有るボールを打つ フェアウェイウッドやアイアンとは
違い、重心の高さは ボールのスピン効果と言うか
ロフトの出来方に対し、反対に働きます。
ちょっと重心の効果がティアップ分、ちょっと異なる
というコトです。

017


地面からボールを打つクラブの場合、
スイングとの組み合わせにもよりますが
重心が深いと、ヘッドが上を向き易く
ヘッド軌道が上向きに成り易い可能性があります。
右サイドが下がり、煽り気味に打つ人にとって
ユーティリティが打ちやすく、フェアウェイウッドが苦手になる
原因でもあります。
ところが、ティーアップされて 多少上下方向の
軌道に余裕のあるドライバーの場合、
絶対に意図してやるべき、スイングで作るべきではありませんが、
多少、アッパー気味になった方が
結果として、ロフト効果が減り、スピンを抑制出来るのです。

今回、ドライバーを作るに当たり、
予算の関係から、豊富なロフト構成にすることが出来ません。
そこで、重心の位置をいじれるようにした訳です。
014
そこで問題が発生します。
ドライバーヘッドをよくよく見て貰うと分かるのですが
ドライバーのソール部分は
ヘッドの面の長さに対して
半分に割った時に、
トゥ側とソール側に大きな面積の差が無く
左右対称に近い状態なのですが
クラウン部の方は、トゥ側の方が膨らんでいるものが多く
その度合いは シャロー(うすべったい)形状のものが
強くなります。

シンプルに重心の高さだけを変えたいのに
シャローなヘッドを採用してしまうと
重心高さと共に重心距離も大きく動いてしまいます。

重心を低くする ⇔ 重心距離が短くなる
重心を高くする ⇔ 重心距離が長くなる

012用途的には合ってはいるのですが
大きく性格が変わってしまいそうなので
ディープなゲンコツ型形状を採用することになりました。

ヘッドの剛性計算はプロに任せましたが
最近のヘッドはソールだけでなく
クラウンにも バルジ(凸凹)が付いている
モノが増えました。
クラブのボンネットと同じで、強度不足を補っているのです。
「GR-14」は一枚一枚の鋼材は、一般的なチタンドライバーの
2倍近い厚みを持っていますから、非常に高く
バルジの必要がありません。
唯一、ダフったり、ゴムティーの影響を受けるソールには
飾りの意味も含め、バルジを入れています。

製品としては 2月中ごろのリリースになると思います。
製品には 小さなロゴで「GR-14」と共に
SLEルール適合認証のマークが入りますが
それ以外は 何の文字も飾りも入りません。