こんな質問を頂きました。

ダフリが止まりません。

主な原因はダフリです。

トップからクラブを振り下ろしているからなのでしょうか?
ほとんどダフリます。
腕とグリップを自由落下させる感覚で
動かすことが必要なのでしょうか?

ダウンに入ると、上半身の右向きが解けてきますが、
トップで作ったディッシュアングルを確保しようとしても、

ヘッドの遠心力に負けて、ボールの手前に着地してしまいます。


クラブの動かし方(動かさない方法?)のイメージを教えてください。


スナップショット 5 (2011-12-20 21-57)

何回かのシリーズで説明いたしましょう
是非 みなさま 参加して頂き どしどし質問して
疑問や矛盾を解いていきまひょ〜〜〜

まずは ボールの高さについての話です。

ボールは地面に置かれています。

ドライバーでティーアップをしても
せいぜい 6センチ程度の高さですから
ボールは一律地面 という感覚でいて下さい。

ボールを打つのは。。。 ボールに唯一触れられるのは
ゴルフクラブ。。。クラブヘッドです。

それは 腕で持っていて。。。
腕は 当たり前ですが 胴体から生えています。

さて そこで考えなければいけないのですが
ゴルフには 前傾姿勢 というのがあります。

ボールは地面、体で言うと足=靴 の高さにあるのですが
前傾姿勢の有る無し では 胴体(上半身)に
対しては違いがあるでしょうか

前傾姿勢の無い 直立の状態であれば
地面〜靴の高さにボールがあるのは 下半身に対しても
上半身に対しても 同じです。

しかし 前傾姿勢のある場合
下半身(脚)にとっては 地面〜靴の高さにありますが
上半身にとっては それと同じではありません。

少々 極端ではありますが この写真を見て下さい。

lesson 2009_10_30_21_19_49-91フレームショット

直立した状態では ボールはベルトの高さにあります

これを 前傾姿勢と同じく 傾けます。。。

lesson 2009_10_31

では 今度は普通の姿勢です。

BlogPaint

そう アドレス(静止状態)を基準とした場合
前傾姿勢とは 脚〜大腿骨 と 骨盤の角度差を言います。

ですから ボールは上半身に対しては
ベルト付近の高さにあるのですが
それが前傾姿勢をもっているので 下半身に対しての
靴の高さにあるのだ。。。というコト。

クラブを持っている腕は 上半身から生えていて
その上半身は前傾しているので 感覚的には
ベルトの高さ ベルトの正面の高さを振れば
ボールに届くのです。

imga200

これは 普通のアドレスを逆の角度
前傾姿勢分 起こした写真です。

詳しくは 別の記事で書きますが
クラブと言う物体を使って 重量物であるボールを
遠くに飛ばすのには 腕を使って上下に振るのではなく
脚を使って クラブを持った腕の生えた上半身を回す
それの方が より重く より強い破壊力を作れる
という考えから 前傾姿勢は生まれたと思われます。

lesson 2009_10_30_21_19_49-763フレームショット

逆を言えば ベルトの高さのボールを打てばいいのに
上半身にとって 存在しない筈のベルトより下の低さ
にクラブを持って行こうとすれば 身の安全の為
体はそのスペースを作り出そうとしてしまいますから
下に振る=前傾姿勢を失う は パックな動き
必ず リンクする動きで 前傾姿勢を維持したまま
下に振れば かなり地面をぶっ叩くことになります。

僕個人で言えば ボールに届きが悪い時
当たりが薄めの時に 意識するのは
当然 クラブを下に振ることでは無く
如何に 左軸足になる過程での
左股関節の前傾維持 というか
左股関節に前傾を受け渡せない原因を考えます。