アマチュアに限らず、ゴルフのミスショットの原因の
7割が「回転不足」「右向き不足」です。
それが改善されるだけでも、ミスの割合はぐっと減ります。

クラブさえ、シャフトさえ 所定の位置に行けば良い
というのではありません。
そのクラブの右向きを何でやっているのか
というのが「右向き不足」になる訳です。

pga_g_jnicklaus_400練習場で誰かのスイングを見てあげる、とします。
テークアウェイ〜トップでまずチェックするのは
両方の肘の関係です。
前傾姿勢がありますから、右を向けば
右サイドの方が若干高い位置関係になります。
それを基準に 両肘の関係がそれと同等 もしくは
それ以上右の方が高ければ
右向きは骨盤によって作られているので OKです。

スナップショット 1 (2013-11-07 19-47)しかし、このように右ひじが低く
腕が捩じられてしまっている場合
その捩じられた角度分だけ「右向き不足」であり、
この時点でクラブは体の正面から その捩じられた分
ズレタ場所に有るというコトです。
ここで更に一生懸命骨盤を回したとしても
運動する量そのものが増えた に過ぎず
腕で作ったクラブのズレと体の正面との関係は変わりません。
肘をクランチ(外に張る)運動を少しずつ増やし
腕で行っている横へのクラブの動かし を
徐々に骨盤〜足の運動に変えていく必要があります。

t02200278_0327041312030346860ウッズ選手のこの写真と上にある
ジャック二クラウス氏とのクラブを比較して下さい。
二クラウス氏のクラブヘッドは
その上半身に対し、アドレス時のロフトはそのまま。
それに比べ、ウッズ選手は90度のロフトのクラブ
(別な言い方をすれば、ロフトとライの関係が入れ替わってしまっているかのようです)
になってしまっています。
そして、体が正面に戻ることによって ボールを打つ「筈」
なのに、そのタイミングは既に逸してしまっていますから、
先端に重いモノの付いた1メートルを超える棒を
肩も含めた腕力で出してこなければならない上
元のロフトの戻さねばなりません。
それはそれで超人的ではありますが…。

二クラウス氏の場合、重量を伴い、グリップを下げる
クラブが落ちる という腕力が重要でない動作と共に
脚を使って向きを変える という別な二つの動作ですが
シンプルな動作をすれば ボールは打てます。

ところがウッズ選手の場合、主に腕力で
それぞれが良い意味では干渉しあわない回転、捻りを
創り出し、その上で、望みのロフト、望みの面を
1/2500秒のインパクトにしなければならないのです。
また、回転もそうですが、重さと言うものを
重力方向に動かす瞬間がほとんど無いので
ヘッド重量と言う飛ばす球の「パワーの源泉」は
利用することが出来ません。

体の向きで円弧を作り出していれば
例えば「叩く」と言う言葉と
真っ直ぐ行かせる というのは両立できる可能性がありますが、
腕のさばきで円弧を作っている限り
アマチュアの常識的な体力、運動神経、練習頻度から
考えると、それは奇跡に近いものになってしまいます。
飛ばすために真っ直ぐ行くのをあきらめるか
真っ直ぐ行かせる為に飛ばすのをあきらめるか

それでは面白味がないですねぇ〜。

また、良く言われるダウンからフォローまでのビジネスゾーン
ここを腕で振る限り、ヘッドは軽い方が良いですし
シャフトも硬い方がいいでしょう。
ゴルフショットを楽にするはずのその機能達を
すべて「無し」にして、それを運動性能でカバーするのは
本末転倒です。
アマチュアゴルファーの運動性能や練習頻度の低下を
道具としてカバーするために有る筈なのに…。
どちらが道具で、どちらが使い手の立場なのか
よく分からなくなってしまいます。