あんまりネガティブキャンペェーンみたいなのは
したくないのですけれど、あまりに体を痛める方が多い…
特に昔では考えられなかった首の痛みを訴える方が多い。

その理由は簡単なんです。

まず、ご存知の無い方も多いですけど、
グラファイトとスチールでは構造が違います。
当り前ですが、スチールは単一金属素材の構造
グラファイトは繊維の複合体です。
シャフトは見ての通り、先端が細く、手元が太い
テーパーの構造をしています。

シャフトとしての負荷は当然、ヘッドと言う重量負荷の
掛かっている「細い」先端部の方に集中しています。
同じ素材で有れば、細い方が弱く、太い方が強い。
では、それをどう補うか、と言うと
スチールの場合は金属の厚みで補います。ですから、
見た目の構造とは反対に、先端部の金属の肉厚は厚く
手元の部分は薄くなります。
それが軽量スチールになれば、当然強調されます。

一方、グラファイトは繊維のシートを重ね巻きしたもの
ですから強度として補強したい部分と
重量のバランスは自由自在にすることが出来ます。
太さとの兼ね合いも含め、先端部を重くしなくとも
強調できます。
また、グラファイトにはその部分に特徴があるので
太さの変化、テーパーの付け方にもいろいろな種類が
付けられ、シャフトの性格が多用になるのです。
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そのテーパーの付け方に関しては
スチールシャフトは殆ど許容範囲がありません。
急激な変化を付けてしまうと、そこに負荷が
掛かってしまうので、なだらかなテーパー以外
あまり選択がありません。
要するに、スチールは単に壊れない為の機能が強く
シャフトの性能と言う意味では機能を前面に出す
素材上のメリットは殆どありません。

その上で、スチールとグラファイトのその最大の違いは
シャフトそのものよりも、装着出来るヘッドの重量に
あるのです。
前述の通り、バランスとして先端の重いスチールは
軽いヘッドしか装着できません。
販売する上で、常識を無視した数値のスイングウエイトでも
良いというのなら、装着できますが、
軽量スチールの場合、破損の恐れが急激に高まるので
それはあり得ない。。。
グラファイトの場合、元々の強度が高いうえ
シャフトそのものの先端部が重くないので
重いヘッドが装着できます。(良心的なメーカーであれば)

ここが最大の飛距離の差になるのです。

シャフトがしならなく、ヘッドの軽い軽量スチールシャフトは
しならせる ことがゴルフスイングになります。
YOUTUBEやブログなんかも探しても見ても
「シャフトの撓らせ方」なんてのが
吐いて捨てる程出来てきます。

撓らせたら、しなり戻さなければなりませんが
エンジンが付いている訳ではありませんので
基点になっているグリップを ヘッドが追いつき
追い越すのには、グリップを減速、停止させない限り
追いつくことが出来ません…
imagesCAJGF9HV。。。とこうなる訳です。
自分の体はボールから離れている。
自分の体のどこかを止める訳 ですから
そのつなぎ目の部分、首に負担がかかり
ますから、プロないざ知らず
楽しみでゴルフをやっている、オジサンゴルファーにとっては
命懸けのスイング、命懸けのゴルフクラブという訳です。



また、ここの部分もしっかり知識として
憶えていかなければならないのは
構造や組み合わせなどによって、違いはありますが
元々の素材、スチールとグラファイトでは
6倍以上グラファイトの方が強度が高く、
同じヘッド重量、同じ長さ、同じ硬さ(振動数)
あれば、圧倒的にグラファイトの方が強度が高く
硬く感じると思います。
スナップショット 2 (2013-06-12 22-56)

特に、金属は顕微鏡レベルで
繊維と言うか素材の粒子の並びが一方方向になる
ある一定の方向にしか並びませんが
グラファイトは何本もの繊維が並んだシートを重ね
それを縦、横、斜めに重ねるので
非常に歪み剛性が高くなるからです。

シャフトのしなり、たわみ とは
シャフトの形状 断面の丸い形状のゆがみの連続 です。
グラファイトシャフトの場合
振動数の数値が低かったとしても
その形状のゆがみは、人間が感知する前に
直ぐに復元してしまうので
しなりを感じ取ることが難しい のです。

ですから 例えば
アイアンで スチールシャフト 280cpm のものと
同じような硬さに感じる グラファイトは
数値上で言えば 220cpm 位と考えて
間違いないと思います。

ですから グラファイトの市販シャフトは
Rシャフトでも 振動数260cpm(アイアン)を
超えるモノばかりですから、硬すぎて使えません。

また、昔であればグラファイトの方が重いヘッドを
使っていてくれる良心的なメーカーが多かったですが、
グラファイトの重量バランスを自由の設計できる
というのを悪用?して、スチールのヘッドを共用できる
グラファイトシャフトのシャフトバランスのモノがほとんど
になってしまったので
振動数の数値だけ低い強度の高いグラファイトシャフトに
軽いヘッドが装着されている
という最悪な代物になってしまっています。