改善していくヒントはやはりアプローチに有ります。

スピードを駆けて、誤魔化してインパクトする限り
力やスピードでねじ伏せてしまう限り、いつまでたっても
答えは出てきません。

懐かしい名称ですが、弊社の提唱する「縦のリリース」のない
クラブを捩じらない打ち方「鼓笛隊打法」と呼ばれていますが
(多くの方はそれがなんなのか知らないとは思いますが)
ボールを正しくつかまえるのに、スピードを要しません。

☆縦のリリースがないと、地面にあるボールに届かない

☆加速しないとボールがとらえられない(つかまらない)


と潜在的におもっているからであって
一度でも、「下に振らなくてもボールは届く」
「加速しなくてもボールはつかまる」と言うのを
体感するところから始まるんだと思います。

それには、6番とか、7番アイアンを使った
フルスケールのノン加速ショット というか
アプローチっぽいものが最適かもしれません。

アプローチというと、多くの方が
多少の差やアレンジはあっても
このようにクラブを扱い、体を動かしています。
スナップショット 2 (2013-05-14 4-34)スナップショット 5 (2013-05-14 4-35)







これでは 番手の違うクラブでロブショットをしているだけで
ショットの確立や距離の安定度は身に付きません。

ロフトとはインパクト時だけの角度 をさすのではありません。
弾道(飛び)の三要素
1.ボールが上がる、2.進む(スピード)、3.回転する
打撃の三要素↓
1.入ってくる角度
2.インパクトの姿勢、
3.その前後の姿勢(角度変化)

によって 打撃力(えねるぎー)は
その三要素に振り分けられるのです。

スナップショット 2 (2013-03-29 22-26)スナップショット 4 (2013-03-29 22-29)







本来、距離感とはボールのスピード感で身に付いていくのですが
打つ度に、打つ度、打撃三要素の変化の激しい
振り子打法(縦のリリース打法)では
ボールのスピードが一定になりにくいので
距離感が掴み辛く、動作スピードが一定になりません。

ま、それはさておき
左へのシフト、シフトすることによって
体の右向きが解かれる
それによって クラブがインサイドから
クラブが上から 腕では無く
体の向きの動き、もうすこし簡単な言葉で言うと 体で
インサイドから、上から出てくる というコトを
憶えて貰いたいのです。
スナップショット 2 (2012-03-06 4-00)スナップショット 5 (2012-03-06 4-01)スナップショット 7 (2012-03-06 4-02)






まずは両肘は概ね伸ばしっぱなしもまま

傾き通りの入射角度(上下方向)で。

回転通りの入射(左右方向)角度で。

左脚の上に 体を預けるようにシフトしてくる動き。

その際、顔、頭も積極的に左の靴に乗せてしまうように。

自分の意志で右向きを解くことよりも、上半身を
前や横に倒さないよう、しっかりと股関節よりも上を
右の靴の上から左靴の上にスライドさせる。
注)回転差とは、軸足大腿骨と骨盤の向き差 を指します。
右を向いている時は、右の大腿骨を骨盤の向き差。
回転を解く意識を持たず、左足の上に大きくシフトすると
右軸足と骨盤の向き差は徐々に解かれます。(無意識で)
しかし、膝、脚の右向きは残ります。
これはこの動作を、左回転の動きを胴体のひねりでなく
脚の動き、というか体の重さを使って、自然に
低くなっている左へ移すことによっておこるので
その回転は両膝ラインの右向きにいったん移譲します。
ですから、体(大腿骨と骨盤)の右向きは解かれても
両膝ラインの右向きが、胴体自体の右向きを引き継ぎ
持続するので、よく見ると 上半身にとって
クラブは正面(体の幅の中)にあるのに、右向きなので
ハンドファーストに見えるだけなのです。

もう一つ 注意点があります。
右を向いて状態から始める訳ですが
その時のシフトしていく方向(角度)は
アドレス時の飛球線ではありません。
結果 として そのアドレス時の飛球線に概ね平行に
スライドするのには、右向き時はその時の両膝のライン通りに
弊社で言うところの「シャンク方向」が正解です。
スナップショット 1 (2012-10-29 14-03)

傾きがあるため、右を向いている時は
 体の左半身は右半身よりも低く関係になっています。
ですから右を向いている時のスクエアは
 フェースが地面に向いているシャットな感じです。
感じている以上に意図的にシャットを作るのも良いと思います。
そのシャットがシャフトを通して、ヘッドの重さによる
自然なハンドファーストを形成します。
ですから ハンドファーストは意図的に手作業によって
作り出すよりも、それを作りたい以前のヘッド姿勢に
よって、導き出すものです。

上げてないから 落とさなくとも 降ろさなくとも
ボールに届きますよね。

インパクトで止まらずに 左に乗った状態で
左を一気に(スピードは要りませんが) その過程
でボールは捉えますが、両腕は始めから概ね伸びたまま
ですので、ボールを捉えた、触れたというコトは
ボールに正対した瞬間だ というコトです。

スナップショット 2 (2012-10-29 14-23)
左靴の上に乗った瞬間(前後)
それがインパクトです。
決して 左靴にのってから、打つのではありません。
左に乗る行為 そのものが打撃なのです。
左靴に乗るまでが、右を向いている左回転(右向きの左回転
それ以降が左を向いている左回転(
左向きの左回転)です。

前傾姿勢があるので、
(自分の意思を伴わない左へのシフトによる
右向きの解き(右向きの左回転)によって
前傾姿勢は右の軸足から左の軸足に移ります。)
それによって 右向きの左回転では
進行方向が低くなります。左サイドが低くなります。
それによって ヘッドは上から入ってきます。

イコール シャットな状態でインパクトするので
そのロフトなりに ボールはつかまります。