刷毛塗 というのは、グリップやヘッドを常時、
体の幅に収めておき、スイングが創るヘッドの円弧
その円弧の主力エンジンが腕では無く、足を使った
体の向きの変更によって、行うための
体に対する腕の補正作業で、イメージ言うところの
体のセンターからヘッドを含めたクラブを外さない、
動かさないために動かしておく動作
 と言える。

基本になるのが、傾きのある胴体の向きの変更 で
両肘の動く方向(ベクトル)も、重量物である
ヘッドの動かす方向も、それに沿ったもの
と考えるのが正しい。

*ただし 方向には、どのような場合であっても
自分の思い描いた方向とは別の阻害因子が入りやすい ので
それを想定にいれた、もう少し高度に考えると
クラブやヘッドの作り出す「不可抗力」によって
その方向を「作らざるを得ない」姿勢や位置を探ることが
重要になってくるだろう。
運動が始まる時のクラブの位置やヘッドの姿勢によって
次に動きやすい方向は概ね決まってしまう訳で、
それに逆らえば、その負荷、負担分
体に故障を生み易い動きになってしまう。


スナップショット 2 (2013-03-18 13-17)スナップショット 3 (2013-03-18 13-18)





このクラブ姿勢から始めれば
必然的にクラブは自分の右側に落ちたがる。
それによって グリップ部には上がる負荷がかかる。
その二つの動きは嬉しくはないが、合致しているので
右サイドは下がることになるし、左サイドは上がることになる。

スナップショット 5 (2013-03-18 13-18)スナップショット 6 (2013-03-18 13-19)





それに比べ、こちらはグリップ部には下への負荷が
掛かっているし、それが前傾姿勢と右向きの残り(体の向き)
によって、左をより下げる(下げる時間を維持すること)
につながっていく。。。

頭では分かっているのに。。。。
 なぜ 出来ない 
と言う方が多いと思うけれど、
ここまで書いて、ふと気付いたが
やっぱり 下に振らないとボールには届かない と
思っているのではないだろうか。。。

BlogPaintlesson 2009_10_31





lesson 2009_10_30_21_19_49-763フレームショットlesson 2009_10_30_21_19_49-91フレームショット





この左右の写真は、同じように見える別なモノ。
前傾姿勢があるから、腰高さ辺りにあるボールを
下に振らなくても打つことが出来る。

前傾姿勢のある向きの変更によって
「斜めに」傾いた円弧を作る
即ち、ヘッドが高さを変えること そのものも
腕の作用ではなく、体の向きを変えるからで
ここがちょっと難しいのは
体(脚)と腕の両方が揃わないと、達成できない
というコトで、腕だけでも、体だけでも
その感覚は掴むことが出来ない。

縦のリリースをスイングに入れてしまうと
「必ず」前傾姿勢を失ってしまう

前傾姿勢を失えば、下に振らないとボールには届かない。

下に振っていると、前傾姿勢は絶対に維持できない。
何故ならば、手を痛めてしまうほどダフってしまうから。

◆前傾姿勢とは
アドレス時は単に両太もも(大腿骨)と骨盤の前に傾いた
角度差のコトを指すが、
向きを変える と言う動作の中では
軸足の大腿骨と骨盤の傾き差のコトを指す。

スナップショット 7 (2012-03-06 4-02)

。。。故に 左回転(左を向いていく動き)の中では
左脚大腿骨と骨盤に 前傾姿勢を移譲させないと
ボールには届かない
⇒シフトが絶対に必要

しかし 右側にクラブの重さを残し、
そのクラブを必要以上に重くする「縦リリース」の
スイングでは、右の軸足を解くことが出来ない

左にシフト、前傾を移譲出来ないから… 届かない…
仕方がないので、やっぱり 縦に振る
というコトの連続なのだと思う。