手は親指側が上、小指側が下

ゴルフクラブは、クラブヘッドは
手の上に構えています。


ヘッドの方が下、手〜グリップの方が上
と感じてしまうけれど それは
前傾があって、腕も降ろしているから

スナップショット 1 (2012-10-21 13-05)

前傾も解き、直立して
腕も前ならえのように 地面に平行にすれば
ヘッドは顔や頭の高さに来るのです。

スイングのダイナミックなヘッドの動き
ヘッドが斜めの 弧を描く動きの大元 は
前傾があって 体の向きが変るから
であって その大きな動きには
あまり手は介在しておらず
それを補助しているに過ぎません。

スナップショット 1 (2012-10-02 13-54)

しかし 多くのゴルファーは
アドレス時は グリップが上 ヘッドが下
トップの位置では ヘッドが上 グリップが下
ダウンスウィング〜インパクト では
ヘッドが下、グリップが上

そう感じているのではないでしょうか

お互い(ヘッドとグリップ)の相関関係を無視し
地面に対する それぞれの位置だけを見れば
それは 間違いではないのですけれど
それは 体の向きがそう見える状況を
作ったに過ぎず ヘッドとグリップの上下関係の
一見すると逆転を腕が作ったのではありません。


多少の違い、変化はあるにしても
腕、クラブを持った腕全体が
上に上がった というのが腕の仕事で
グリップが下、ヘッドの方が上
と言う関係の差が広がったに過ぎず
その上下関係が入れ替わったのでも
その入れ替わった(入れ替わってないけど)
その作業を腕でしたのでもありません


スナップショット 9 (2012-10-02 13-58)

先端に重さの付いた
しかも 進行方向である 左方向への動き
回転に対し ゴルフクラブは放っておくと
右に残ろうとする構造を強く持っています。
重心距離や重心深度 と言って
 シャフトの延長線上よりも重量の中心点が
右に存在しているからです。

それを腕によって 先に その進行方向
左への回転に対し 動かしておく もしくは
動かしておく感じ によって
脚によって行われる体の向きの変更の
邪魔にならず よりその動きが促進され
体のセンターや体の幅の中から
 グリップやクラブが外れにくくなります。

クラブが、ヘッドがセンターから外れない
ようにするために ちょっと先回りして
腕はクラブを 胸に対し
横にスライドさせている に過ぎません。

ただ 体の向き に 前傾姿勢が伴いますので
単に 左へ と言っても 重力方向が伴う時もあれば
重力に逆らう時も その動かす時期によって訪れます

ですから トップの位置
左サイドが低い状態の時に
率先して 動かしておけば
動かす方向に重力の手助けを得られます。

しかも トップの状況が
クラブや腕が一番短くなっており
イコール軽くなっています。
運動エネルギーも少ない状況ですから
 遠心力などの不可抗力も少ない状況です。

このタイミングであれば
マッチョな筋力が無くても 動かしやすい
と言うだけの事です。

sx4

このタイミングを失うと
クラブや腕も進行方向に対し 長く
運動エネルギーも加わってしまうので
重くて動かし辛くなります。

話しを元に戻しますが
これが インパクトのクラブとグリップの関係です。

スナップショット 9 (2012-10-02 13-58)

BlogPaint

アドレス時と殆ど変わっていないのです。
兎も角 ヘッドが高くなるのは
主に体の向きの仕事、、、
イメージしにくいからも知れないですけれど
ヘッドから一番遠い 脚の仕事で
腕の仕事は補助… 殆どしてないと考えて
間違いではありません。

ヘッドが高くなるのは
クラブ自体が、クラブを持った腕自体が
高くなるのであって
ヘッドとグリップの位置関係が上下逆転するの
ではありませんし、
それらを高くするのは脚の仕事です。


ですから ヘッドとグリップの位置関係を
上下 逆転させると言う発想そのものも
間違いですし、
それを 腕で行う 「手作業」というのも
二重の大きな間違いだ! と言うことを
理解して頂きたい です