刷毛塗の手使いというか、肘使いを
肩の揺さぶりと大きく間違えている人は
少なくありません。

スウィングの中で説明すると
分かり易いのかも知れませんが、
実際に、刷毛塗の行われる場面は
トップオブザスウィング〜インパクトまでの
時間で、インパクトというのは
理想的には体がボールに正対している瞬間
ですから その時間内の殆ど時間
体は右を向いている イコール
左サイドの方が低い時間帯 である
と言うコトです。

BlogPaint

トップオブザスウィングから
肘さばき(刷毛塗)の動きを
肩周りで行えば 即ち 左サイド
左肩を上げていく動きになります。

同じく 肘さばきよりも先に
シフトや回転を始めれば
重量物としてのクラブや
クラブソノモノの構造上、重さは体の右側に
掛かり(残り)ます。
これも やはり 左サイドの上がる動きです。

どんなに 自分が上半身や腕、手回りで
上手くロフトが作れていたとしても
体が 下半身が 左上がり の状況を
作ってしまえば ロフトは立ちません。

左サイドが下がるような
上がらないような動きをしていくには
どうしたら良いのか

そう考えるより先に
自分のダウンスウィングの始まりや動きは
左サイドを上げる動きなのか
試してみる必要があると思います。

動きと言う意味での
ダウンスウィングの始まりで
刷毛塗。。。
先ず 左肘を単独で 数センチでも
動かし フェース面が地面に向ける
左腕が 左手が邪魔で無くなったところで
右腕を伸ばす

スナップショット 7 (2012-03-06 4-02)

言葉にするとこんな感じですが
向きを変える〜左にシフトする
と言う動作(するのか させられるのか は
ちょっと棚に上げておいて)

の前にクラブを持ってこないと
シフトや回転に対し クラブや腕の重さは
全て負荷になってしまいます。

先にクラブを下に(左下)に動かせば
その重さは ガイドや加速の材料になりますが
後にすれば 負荷になる。。。。
そのどちらかしかないのです。

昨今 プロの主流は クラブ負荷論 です。
プロの筋肉のつき方を見ると
非常にアンバランスに 肩周り 背中周りに
集中して それに比べると 脚周り お尻回りに
筋肉がついていないのも象徴的ですね。。。

左へ の動きが下が伴っている内に
行えば クラブの重さやヘッドの形状は
味方になります。
そして それは 半自動的な 左へのシフト
(左回転の準備)にもつながりますし
その行為全体が 左サイドをある一定の時間
下げ止まらせます。

その動きは重力を味方にできますから
クラブの重さや腕の重さまでも
加速材料にすることが出来るのです。

どこにデメリットがあるのでしょう?!

腕を遅らせ クラブを遅らせ
クラブを寝かせば それらすべては
左へのシフトや回転のブレーキ、妨げに
なります。 重さは加速の妨げに過ぎず
右サイドは下がり ロフトが寝るばかりか
残り コンマ数秒の段階で
ボールに向いているのは ソールです。

右サイド(右腰)は潰れたまま
体重の殆どを支えた上で捩じり、
そこから手を返せば 利き手でない方の
肘が支点となりますので そこにも過度な
負荷がかかります。
叩けば叩くほど ロフトばかり増えるのに
同時に ロックした肘 既に回りきった
体のお蔭で 左肩〜首にかけて
下からの負荷を受ける事になります。

それを減らす為 ヘッドを軽くし
シャフトを硬く??? 何の為に。。。