ナイスショット! と言う言葉イイですよ

でも ですよ
 またまた否定的で申し訳ないんですが
ショットの物理、メカニズムで言うところの
ナイスショットと 皆さんの言うナイスショットの
その対象は 随分と違うんです。

勿論 ですよ
楽しめればいいのは確かで
スウィングがどう
クラブがどう
なんてのは 二の次 三の次 であれば
何もいうコトはないですし
それは 正解な遊び方 と言うか
ゴルフとの付き合い方であると 思います。

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一応 ゴルフ屋というか クラブ屋である
僕の立場から言うと ですね
もう少し クラブのコト ショットのメカニズム
を知って貰った方が 便利だし
簡単になるのです。

ゴルフは頭の体操を主眼にしたゲーム

と思っているのであれば
 知っていても損は無いと思うんですがね

コースで結果として そこそこの当たりをして
思った方向 思った距離になる 結果論的な
ナイスショットには 異議申し立てはありません。

しかし 練習やイメージで
ナイスショットのイメージを正しく持つのは
大変重要だと思います。

それには ショットのメカニズムは
動いている時間の流れの中 というコトを
忘れないで頂きたいのです。

例えば 車のレースで言うところの
カーブ攻略 コーナー攻略で
コーナーの目標ポイント
 …クリッピングポイントって言うのかしら
そこを 通りさえすれば 言い訳じゃないでしょ。
どの時点で ブレーキを踏み 減速し
どこでハンドルを切り始め どこで加速するか
それも そのコンディションや状況によって
異なるし 時間の流れの中の参考ポイントに
過ぎない と思いますが 合ってますか?

それよりも更に 圧倒的に意味をなさない のが
それぞれのクラブの フェース面における
どこの部分で打つ 当たる というコトです。

ショットは時間の流れの中です。

一般ゴルファーの ドライバーでの
フェース面とボールの接触時間は
たったの 
0.0004秒

殆ど一瞬というより 零に近いような時間

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それよりも ボールをどの方向に飛ばしたいか

で あれば ヘッドをどの方向に動かすか

という 時間の流れ が存在する 指向性

ベクトルをイメージしていることが重要です。


縦 横 奥行き 3次元の立体で
その指向性がすべて揃った時
これを 物理的なナイスショットと呼び
その確率は 1/680万に一回と言われています

要するに 目標とすべく 存在する
 ナイスショットは 目標にするな
ということ。
存在しないに等しい というコトです。

現在の ゴルフクラブであれば
ボールの指向性 ヘッド、クラブの指向性が
似通っていれば 非常にファジーな感じで
結果論的なナイスショットになるような
 物理的なミスショットである というコト

ですから 1/2500秒しか 存在しない
インパクトに フェースのどこに当てるか
は まったく意味を持ちません ので
それは 意識として すっかり捨てて貰って
どのように ヘッドを動かすか
どの方向に ヘッドを動かすか
を 考えるコトが
 結果論的なナイスショットを生み出す
と正しく認識して貰いたいのです。

物理的なナイスショットは
 確率的には 存在していない 
と考えても 間違いないと思います。