私は現地に行ってよかったのは
現地の生の声が聞けたからです。

たしかに物資はだいぶ落ち着き初めていますが、
私がお話した中に
避難所から戻ってきた方の話が
これから問題だと思いました。

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その方は、
避難所に最初は居て
物資の仕分けを手伝っていたそうですが、
大工という仕事があるため
半壊したうちに戻ってきた。

でも、その途端物資の配給からもれ、
ちょっと離れた避難所指定されている
個人宅に多少お世話になっているとのこと。

しかし、後から戻ってくると新参者扱いで
仲間に入りにくい物資を分けてもらいにくい・・・
これからが不安で、
悪いからたまに自分がいた前の避難所に
物資を分けてもらいに行っているそうです。

しかし、そこで分けてもらえる物はわずか。

ガソリンを使って、
遠い避難所まで毎日のように物資をもらいには行けない。
なんていう話。

避難所から出てからも苦労が付いてまわるのです。
他の避難者も同じようでした。
後から帰って来たものは
地元になじみにくくなってしまっていて。

そういうことがこれから起こると、
自宅避難者はやはり困っていくのです。

たまたま私は地元の社会福祉協議会に知り合いがいます。
私が現地に行くことも話しており、
帰ってから状況を教えて欲しいと言われていますので、
すぐに報告に行きます。

また、当たり前のことですが、
こちらは善意で物資をあげたいと思っていても、
被災者側からすれば信用(する事が)できない・・・
ということで心を閉ざしてしまう
そんなケースもあると聞きました。
近づけないのです。

そういった場合はやはり、
もともと地元にいる区長さんや民生委員、
社協さんが間に入った方が話しはスムーズでしょう。

物資の流通がうまくいくようにするには、
個人レベルで済ますだけでなく
そういった人達の力がこれから必要かもしれませんね。