埼玉県南部の新座市北野にある立教新座高等学校。
11日に発生した東北地方太平洋沖地震を受けて、
同校では卒業式の中止を決定。
当初は延期も検討されていましたが、
鉄道の運行状況や生徒たちの安全を考慮し
この決断を下したそうです。

そして17日、
「卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ」
というタイトルで渡辺憲司校長からのメッセージが
同校ホームページに掲載されました。
同校長は卒業生らへの祝辞を述べたうえで、
今回の大地震について言及。

「私は今繰り広げられる悲惨な現実を前にして、
どうしても以下のことを述べておきたいと思う」
(引用)とし、次のようにコメントしています。

「大学に行くとは、
『海を見る自由』を得るためなのではないか。

悲惨な現実を前にしても云おう。

波の音は、さざ波のような調べ でないかもしれない。
荒れ狂う鉛色の波の音かもしれない。
いかなる困難に出会おうとも、
自己を直視すること以外に道はない。

いかに悲しみの涙の淵に沈もうとも、
それを直視することの他に我々にすべはない。

海を見つめ。
大海に出よ。
嵐にたけり狂っていても海に出よ。
真っ正直に生きよ。
貧しさを恐れるな。
船出の時が来たのだ。

思い出に沈殿するな。
未来に向かえ。
別れのカウントダウンが始まった。

忘れようとしても忘れえぬであろう
大震災の時のこの卒業の時を忘れるな。

鎮魂の黒き喪章を胸に、
今は真っ白の帆を上げる時なのだ。

愛される存在から愛する存在に変われ。
愛に受け身はない。

教職員一同とともに、
諸君等のために真理への船出に
高らかに銅鑼を鳴らそう」

(抜粋して引用)