あまり一般的ではないけれど
海水魚飼育よりも すこしマニアの淡水魚の方が
難しいかも知れない。
海水は 状態がイマイチ になったら
新しい海水・人口海水 を作って
入れるなり 移すなり すればいいけれど
淡水の場合 魚によっては
飼育水が新しい だけではいけない。

ここで 登場するのが
ペーハー だ。 ph と表示される。
通常 中性 が 7.0
水は7.0 が基準だけれど
水道水は地域や環境によって かなり異なり
6.5〜7.5位の間だろう。
作り立ての人工海水 は 海と同じ 8.2位
特別な地域を除けば
世界中の海が このペーハー付近が
普通と考えていい。
サンゴも含め
水槽で飼育する海生生物は
このペーハー付近で十分飼える。



ところが 淡水魚の場合
エンゼルフィッシュとか は
綺麗な 酸性の水を好むし
水草水槽なんかは 水草によって
水の好みも異なってきたりする。
アフリカ産のシクリッドなんかは
海水と同じようなアルカリを好むし
淡水魚だから と
シクリッドとアルタムエンゼルを
同じ水では飼えないだろう。

までも 平均的な淡水魚
ネオンテトラ とか グッピー 辺りは
あまり ペーハーなんかを
気にする必要はないだろう

カルキがとんだ 適温で
酸素が十分で アンモニアが硝化される
状態であれば 十分飼える



さて 海水魚の飼育だ

多くの人は 海水は海から汲んでくる
と思っているが 殆どの飼育者は
人工海水と言って ミネラル等が含まれた
海水の素 粉を水に溶く

海水魚は 元々 ものすごく広いトコロで
暮らしていたわけで それを水槽という
非常に閉鎖的な 潮溜まり程度の器で飼うことになる



淡水魚に比べ ものすごく 喧嘩が激しく
淡水魚でいうところの ベタ を飼うと思って貰いたい
多くの海水魚は 相手が死ぬまで徹底的にやる

似た色 似た体型 似た大きさ
で あれば 種類に関わらず 激しくやるし
同種同族は 絶対に骨肉の争いになり
ネオンテトラのように 群泳させることは
水槽の中では かなり難しい

そういう意味では
淡水に比べると 水槽や水の量に対しては
多くの魚が入れられず
喧嘩をしそうもない 組み合わせ
違う色 違う種類 の中から
一匹ずつ という感じになるので
淡水魚の 1/3位の匹数しか 入れられない。

実は ここに
海水魚飼育スタートのむずかしさ が潜んでいる

海水魚もなにがしか の濾過機を付け
物理濾過 生物濾過をするんだけれど
アンモニアを亜硝酸、亜硝酸を硝酸塩
にしてくれるバクテリアは
エサとなるアンモニアがあるから増え
エサとなる亜硝酸があるから増えていく訳で
それは順番に増えていく。

ここが 困ったところで
アンモニアは ペーハーによって
形態を変えてしまい
アルカリが強いと 魚に取りこまれやすい
魚の体の中 特にエラで濾しとれない形態に
なってしまう

魚が少ないので
バクテリアに十分なエサが行かず
十分な数のバクテリアが揃わない。
全部のアンモニアが亜硝酸になりきらない

そうなると 魚はアンモニアの毒性で
窒息して死んでしまう という訳だ。