ウッドとアイアンの違い

多くのゴルファーは勘違いしている

クラブヘッドの主な、本体価格とも言える
エネルギーはヘッドの重量 であって
ヘッドの素材や反発係数なんてのは論外で
重心の位置構成なんてのは
行き着くところ 結局は重量効果だし
位置そのものの効果は 消費税価格程度しか
効果を発揮しない

正しく使えない人にとっては 飾りにしかならない

ゴルフクラブのやさしさ ミスへの寛容さ も
やはり ヘッド重量 シャフトの柔らかさ
そして 長さ(短さ) ロフトの多さ
 であって
それ以外の構成は その4つの要素を倍増させる為に
あると言って間違いないだろう

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ウッドとアイアンの一番の違いは
重量の中心点(重心点)の深さ
 打点(フェース面)から
飛球線後方への奥深さ にあって
箱型の形状 と 板状の形状 の違いは
その 重心点を深く作るために
結果として そうなってしまうのだ

重心が深いと何が良いのか

と同時に クラブをどう使うか


によって その効能は真っ二つに分かれてしまう


昨今のプロ のように
シャフト軸を中心にシャフトを捩じって
使うのであれば 重心が深いとか 距離が長い は
クラブの遅れが多くなる上に
フェースの向きも開いてしまう

ソール幅の大きなウッドでは
ソールの後方…バンスの部分が邪魔になって
多岐にわたって 失敗を生む原因が多い

故に フェアウェイウッドが敬遠され
ユーティリティ などという
非常に曖昧な 正直何を指して
ユーティリティ(便利な)と言っているのか
よく分らないモノが持て囃される

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本来 シャフトを捩じらないで使うと
重心位置とシャフトは直線状に揃おうとする
→重心の深いモノは その分だけ
 ロフトのみを多くインパクト出来るので
 その「ロフト」にしては ボールが上がり易く
 また ソールの幅がアイアンに比べ 厚い(長い)ので
 入射角度や姿勢に寛容で 修正もしてくれる
 場面として ある程度長い距離に使われるので
 緊張した状態でも 厳密にインパクトする必要がなく
 少ない労力で ボールを浮かせられるので
 アイアンよりも 数段 簡単

しかし ウッドは機能的に
大きなロフトの必要がなく
40度や50度では
そのロフトだけで ボールが上げられるので
成人男性で35度 女性で40度の
フェアウェイウッドは要らないとも言える

長い距離を打ちたい
→ その為には 少ないロフトが必要
→ 少ないロフトでも ボールを浮かせる
→ その為には 入射角度を緩くする必要があるので
  ある程度のシャフトの長さが必要
→ 長くなると不安(板状の小さな形状では)
→ 故に そこそこ安心できる大きなヘッドが必要
→ 長い距離に使うので ミスに寛容な形状が必要

長さと入射角度の関係、そして長さとロフトの関係
その点に於いて ゴルフクラブはよく研究されており
大まかに言うと
 入射角度を使い 打ち出し角度で高さを取るウッド と
 ロフトを使い スピンで高さを取るアイアンに分かれるの
だけれど それも これも クラブを捩じらず
使った時に のみ 、効果を発揮する訳で

使い手 が その打ち分けを
技術で行うのでなく クラブで行える ために
ウッドとアイアンに違いがあるので
それを初めから 別な方法で打つ のであれば
そもそも ウッドとアイアンに分かれている理由、必要
なぞ 全く無いと言える

アイアンはその場面によって
厳密な距離 を優先し
ウッドは 距離よりも確実に打てること を
優先した 機能 形状と言える

捩じらず 同じ打ち方をすれば
 と言う限定は付くけれど・・・