この二つの画像をご覧ください
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傍目で見ていると
クラブは  この方向から 
この方向に 振り子のように動きました。
時計の針で言うと 9時から 6時に動いたのですが
体の含め 今一度 見て頂くと
実は 打ち手は 前傾を保ったまま 体の向きを変えただけで
クラブその物 クラブ「だけ」を動かしたわけではありません。

傾きによる クラブの高低の差を除けば
クラブと体の位置関係は全く動いていない と言えるのです。

もしも 常時 体の向きの変化の外枠に位置するレールと
移動式な滑車か何かで 例えば バックルに磁石を付け
それの向きの応じて 撮る位置が移動するカメラがあれば
クラブはほとんど動いておらず ゴルフショットと見えない
ただのアドレス静止画に見えてしまうかもしれません。


では次のサンプルにいってみましょう
おもちゃの鼓笛隊-159フレームショットおもちゃの鼓笛隊-163フレームショット














この二つの画像も
基本になる 前傾姿勢
そして 時間の経過に伴う 体の向きの
変更によって
あくまでも画像内
クラブの位置が移動しただけで
体とクラブの位置関係は
上下の高さ関係ですら 意図的には
変化していないおもちゃの鼓笛隊-161フレームショット のです。 分かりますか?
画像内の ← → この方向には
基本である前傾姿勢が伴いますから
この状態であれば → こちらへは
下方向の作用が伴います
ですから 先端に重りの付いている ゴルフクラブは
基本になる傾き以上に 不可抗力として 下へと
移動しやすくなっているだけで
クラブヘッドは 自分の方に鎌首をもたげている形状に
なっている限り クラブヘッドの重量は
ヘッドその物を下げるだけでなく クラブソノモノを下げる
不可抗力としても働いているので
グリップの位置が 外力として下がり
この連続する二つの画像を作っているのです。

このショット ですら
利き肘の動き もしくは利き腕の上腕の下げ
そして 全体の重さに操られた 左足へのスライド
主として回転の伴わない左足方向へのスライド
それによって 自然なバランス感覚による
 右向きのほどけ
その一連の動作が 意図とあまり関係なく
クラブの作り出す外力・不可抗力によって
流れを「作り出されて」いるのであって
 体をアクティブに動かしている
 率先的に動かしている訳ではないのです。

まして クラブは 左右 だけでなく
上下方向にも ほとんど動かしている感覚はないはずです