ヒントになるか どうか分からないのだけど
長年 僕の考えている インパクトのイメージ
どのようにインパクトに入ってくるのか 迎えるのか
を説明してみよう。

僕はゴルフショットを考える場合
人間の動き、人間の動き先に有りき とは考えない
どちらかと言うと 物の動きや働きが先で
じゃぁ それを果たすのには人間はどうするの と考える

インパクトのイメージは
宇宙ステーションとか そういうもののドッキング
のようなイメージを考えている

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ドッキングする という意味ではなくて
例えば 何年も前に打ち上げてソ連製の宇宙基地を
回収するため ドッキングしよう というプロジェクト
相手はドッキングすることを想定して作っていないから
何か工夫しなければならない

また そいつは 土星なりの周回軌道を回っていて
このチャンスを逃すと また数年後か
ことと場合によっては 永遠に回収チャンスを失う・・・

どんな方法が最善だろう?

絶対に。 なんて言葉は使えないけれど
一番 失敗しない方法はなんだろう。

ゴルフと絡ませて考えると
ボールがあって 打つ方向がある
打つ物の接触部は平面
打たれる物の接触部は曲面
打つ物は金属、打たれる物はゴム質・・・

一番確実にコンタクトし
互いの形状や素材も考慮に入れ
一番エネルギーのロスが少なく効率的に
遠くへ そして次のショットにつながる
繰り返せる方法はなんだろう・・・

ローテーション
直前まで 打つ面であるフェースが
打たれる物体ボールと正対しておらず
接触直前に 瞬間芸で向けるような
そんな方法を NASAは決して採用しないだろう・・・

できる限り コンタクト部同士が
長い時間 向き合い 角度などが合うように
ドッキングするような方法を模索するだろう

ジョイント部が凸と凹だったりすれば
その部分の角度がびったり揃うのは一瞬だ
宇宙空間では 双方回転していたりするわけで
非常に難しいだろう・・・
出来ることなら その凸凹接続角度と
同じ角度で 双方をコンタクトさせたい だろう。

いつも成功するとは限らないけれど
科学的にも 物理的にも  そして常識的にも
一番安全な 確立の高い方法を目指すから
成功したのち それがフィードバックされ
技術になってゆくし 進化も遂げていくのだと思う

職人芸をなくしてしまえ!
という意味合いではないけれど
遠隔操作の瞬間芸のようなものを訓練するのは
ゴルフには適さないような気がしてならない

ドッキングする宇宙ステーションに限らず
モノ って 必ず使い方や動かし方に沿った
形状になる訳で
使いやすい様 動かしやすい様に作ります
それを無視してしまったんでは
その モノ を使う意味も失ってしまいます