昨日の続き になるけれど
同じ距離を打つ・所定の距離を打つ
それを目的に ボールを打つ

そのためには ロフトを出来るだけ一定にして
動かすことが 絶対条件になる

鼓笛隊 モデルケース-158フレームショット

クラブの持っているロフトを出来るだけ増やさず
出来るだけ変えず ボールとコンタクトするようにする

訓練して 変化しているロフトを
同じタイミングで打てるようにする
と言う意味合いでは無く
コンディションやタイミングなどに左右されず
多少のズレであっても 同じロフトでインパクト出来るように
しておくことが ショットの目的 と言える

ロフトが増えてしまうような動きは
そのショットの目的である 所定の距離が打てない
距離になる筈のエネルギーが 高さやスピンと言う
ロスに化けてしまい 距離のロスになってしまう
それでは 真っ直ぐ行っても 初期目的は達成されていない
これを ミスショットと言う

フェースをローテーションする振り方や
アプローチで ボールをこそぎ取る
アイスクリームスクープのような打撃方法は
ナイスショット/ミスショット と言うよりも
打つ前から 所定の距離を打つ という方法ではなく
距離も方向も ましてや当たりそのモノも
その時の運任せのような状態であるから
これを数多く練習したところで
ショットの向上 とは全く関係が無い

スウィング中 ロフトを変化させない 本来のショットは
方向に置いても 当たりの確立に置いても
ヘッド姿勢を大きく変化させないのだから
圧倒的に高い
不必要な高さやスピンも与えないし
扱う人には関係が無いが ヘッドの重量も
打撃エネルギーをしても 有効に使えるのだから
ロフトを変化させる打撃方法に比べると
格段に 少ないエネルギーで 遠くに 確実に
繰り返し 安定して 打つことが可能である

これが ショットの極意であり 基本である

ある意味 10メートルのランニングショットや
パターストロークが ショットの基本だと
理解出来るだろうか

ヘッドをたくさん動かすと
まるで エネルギーが沢山作られ
遠くへ飛ぶような気がするだろう

でも 例えば グリーン周りから ロブショットを打つ場合
かなり 高い球で 30メートル打つ場合の
体の運動量は ドライバーのそれと殆んど同じである
クラブの長さが異なるから ヘッドスピードは同じ
とは言わないけれど 運動量そのモノは殆んど差が無い
それが 200メートルと 20メートルに分れるのは
単純にロフトだと思って欲しい
殆んど同じエネルギーが 10度だと200メートルになって
75度だと20メートルになるのだ

ヘッドを人間の動きよりも
その同一円心上よりも 多く動かす動きは
すべて オリジナルロフトよりも 多くなってインパクトする

高さやスピンのロスは
ヘッドスピードや運動量そのモノの5%ダウンよりも
より 距離のロスにつながる上に
打撃の確実性や方向性も破滅的に確立を下げる

沢山動かせば動かすほど ロスになりやすく
ミスになり易い…
全番手で ゴルフショットの中で 一番難易度の高い
ロブショットにトライしているのだから。

だから その発想を応用すると
距離を伸ばそうとする時に
スピードを上げるのではなく
より 立った(少ない)ロフトで
打つようにすれば 良い訳で
スピードを上げる動きは 無理・無駄の連続である

そう言う意味では 全てを ロブショットで
あの距離を打っている タイガーや遼君は
人間を超越しているとも言えるのだろう