3/30の記事にドライバーヘッドの重心角についての記載があり、
25
度もあるものは コスって打ってまっすぐ飛んでいると 書かれております


現在私が使用しているヘッドのデータは
ライ角
58.7度
フェース角
0度
重心距離
36.5mm
重心深度
40.0mm
重心角
25.5度
ヘッド厚
63mm
重心高(下から)
30.3mm

元のヘッド重量は分かりませんが
鉛を
16g貼っておりますので205g前後はあると思っています。

最近コースでボールがほとんどあがりません。
まっすぐから左前方へライナー性、ひどいときにはチョロになってしまいます。

そこで質問なんですが、今のヘッドを使い続けることはハミングバードスポルテの勧める打法を練習する上で好ましくないのでしょうか。アドバイス宜しくお願い申し上げます

IMGA0248

 お手紙有難うございます 
重心距離36mm 重心深度40mm 重心角25.5度
 大変特徴的なドライバーヘッドです


重心角度は 重心距離と重心深度の相関関係によって作られます
ウッドの場合、ライ角度やフェースプレグレッションなどによって微妙な違いはありますが
双方がイコールに近い関係であると 45度の半分 22.5度位の数値になります

10年前と比べ 重心角度の平均値はあまり変わっていません

しかしドライバーヘッドは年々大きくなり それに伴い より色々な機種が販売されています
重心角度の小さなモノでは 10度以下のモノ
大きなものでは35度なんてものもあります
平均的には20度強といったところですから
その20度を基準値とすると
運動中の 実質的なフック角度がプラス15度 のモノから
マイナス10度 のものまである訳で
ちゃんと選ばないと 大変な事になってしまいます
ドライバーで 45度右 に飛んでしまえば
練習場では前の人に当たる可能性も秘めていますし
左45度に飛び出れば 自分の左足が もぞもぞ するほどです
どちらにしても 左右45度の角度では
両隣の境にある 脚元のネットにボールが当たってしまい
恐くて 練習場では打てない程です
その半分の角度分 ドライバーには重心角度の違う機種が有るわけです
重心角度にも使う人間に対する作用が有るので
まったく同じにはなりませんが
マシンで打つと仮定すれば
左に10度の方向に打っていた人が
次の一球で 右15度に飛んで行ってしまうのです
両方ともOB です

スライスに悩んでいる人が 今すぐの効果を欲して
重心角度 35度のクラブを買えば
昔で言う「ヒロポン」、覚せい剤の効果があるでしょう
しかし 後あとのリハビリは壮絶になるでしょう

重心角度の多いクラブは基本的にヘッドを回転させる事によって
ボールを打つ事を促進します

シャフト軸を中心にヘッドを左回転させる訳ですが
それには ロフトも一緒に変化します
ヘッドが左を向けば 少ないロフトでインパクトしてしまいますし
ヘッドが右を向けば 大きなロフトでインパクトしてしまいます
元々 大きな重心角度のクラブは その幅が大きく
しかも スクエアを迎えてから 左を向き切るまでに時間が短いのが特徴です
ですから 中々 良い塩梅でインパクトするのが難しく
最終的には コスって 真っ直ぐ行かせるか
右にアドレスを取って 低い引っかけ気味の球で打つか
ハッキリと選択しておかないと
兎も角 ヘッドの挙動が速く 激しいのです

勿論 それには ヘッド周りの高さ変化も伴い易くなりますから
右向き → 多いロフト → ヘッドが下がり易い
左向き → 少ないロフト → ヘッドが跳ね易い
ですから プッシュにはダフリが伴いますし
引っかけにはチップやチョロが伴ってきます


クラブヘッドとボールの打点関係pc
フェースの向き
ヘッドの高さ
回転の度合い
回転のスピード



時速140キロで動く 大きくなったとは言え おにぎり強の大きさのヘッドを
4センチの大きさのボールとコンタクトさせるのに
毎回、毎回、打つ度に調整する必要があるのです

要するに 重心角度の大き過ぎるクラブを使うと
終生 クラブヘッドのターン管理 といのが ゴルフショットになってしまいます

それともう一つ 忘れてはならないのは
ゴルフショットは アイアン ウッド ドライバーを
ランダムに交互に打つのです
アイアンは どんなに 重心が深くても
重心角度は10度強 しか ありません
また 昨今流行っている ユーティリティクラブも
アイアンより重心は深いとは言え
15度位しか重心角度 は有りませんので
ドライバーとの違いに苦労するでしょう
多分 大きな重心角度のドライバーを持つと
ウエッヂ等のフルショットしない、スピードで解決出来ないショットが
上手くいかず、好きでなくなる という原因の分り難い
非常に遠いと思っている関係に支障をきたしたりします

フェースローテーションをショットの軸 としている人にとって
スピードで解決出来ないショット(アプローチ)は
余程 お金を時間を掛けて 練習しない限り
決して 上手… 達人にはなれません

sample 2009_09_15_19_49_13-17フレームショット

それとね 余談ですけれど
重心深度があまりに深く 重心角度のあるヘッドだと
アイアンとのインパクトのタイミングに差が有り過ぎて
絶対に アイアンとドライバーを同じ打撃方法で
処理できなくなると思うのです
人間は スウィング中に感じているのは 単に重さ
自分の感覚(脳内イメージ)では 重量の中心点が クラブヘッド
ドライバーの場合
それよりも 実際の打撃点は4センチも前にある…
アイアンは1センチ…
その差は厚めの段ボール3枚分
大した差じゃないけど 同じじゃない
同じ重心深度のクラブでも
重心角度の大きなクラブの方が インパクトタイミングは
イメージしているモノよりも必ず速く訪れる
その差は3センチなんてもんじゃない
多分感覚的には10センチ近く早くインパクトがやってくる…
ボールを左に置きたいけど
重心角度が有ると 左の「ど引っかけ」になっちゃうか
ヒールに当たるトップ、もしくはチョロになっちゃう…
疲れてきた時、体調の悪い時、天候の悪い時・・・
ラウンド後半にそのタイミングのずれは大きく響くと思う

本来は 重心位置をシャフトは一直線上に並ぼうとする
それにより 感覚的に棒の延長線上で打つ ことと
実際の打撃が一致し エネルギー効率も 感覚も満たされる
極限まで フェースローテーションをしないことが
ゴルフクラブを出来るだけ活かしてあげる根本だと思う

非常識なまでに重いヘッド
非常識なまでに柔らかいシャフト
を採用するようになって
重心位置とシャフトの一致は
従来の常識の 逆が正しいのでは? と考えるようになった

そうすると アイアンとウッドの整合性も
さらに良くなり
打撃方法も ボールの位置も タイミングも
全てのクラブ共通性を持たせられると考えている

多分 重心角度の大きいヘッドに
重たいヘッド 柔らかいシャフトは
非常に相性が悪いと思う
挙動が激しく 速い 大重心角度クラブが
動かし難く 動き始めると過激な
キャデラックでドリフトするような事になってしまうんでないかなぁ〜
一見すると 重い大型な車を回転性を良くするのは 良いとこ取りに思えるけど
実は どちらの良さも消してしまうんじゃないだろうか…