ゴルフクラブには取扱い説明書がない
それでも なんとか ボールは打てる
多分 取扱い説明書的なコトを続けてきたけれど
なかなか 理解出来ないと言うのか
それとも 真逆過ぎてしまって
拒否されてしまうのか
微妙なところではあるが
布教活動だと思って 頑張ってみよう
ゴルフクラブには 上下左右が存在する
しかし いざ 運動が始まると
クラブ自身が 上下左右反転してしまうように
見えるので 錯乱しやすい
ゴルフクラブには 立体的な動きの中で
守るべき 縦 横 がある
それを 守らないと
クラブは本来 やさしく 遠くに 繰り返し
打てるように出来ているし
殆ど とまでは言えないけれど
大して 筋力や労力を使わなくとも
成人男性であれば 一般のコンペで
誰でもドラコンを争える ように 出来ている
残念ながら ここ5年位のクラブは
その 運動中の縦横を守らない 人でも
使えるように 人間が動くコト 動きやすいコト
が最優先に作られてしまっているので
クラブ自身が保有している筈の ボールを遠くに飛ばす
破壊力は 販売段階 設計段階で削がれてしまっている
ちゃんと使えなくとも ボールが打てる
というのは 一見便利なように感じるけれど
答えの存在しない問題 のようなモノ
絶対に合わないジグソーパズルのようなモノで
ゴルフの本当の楽しさを知らずに
終わってしまうので 売る側にも 使う側にも
継続的なメリットは「一切ない」
多分 いずれ そうなるんだろうけれど
行く先や目的を指示すると
勝手にそこに行ってくれる
運転手の要らない、運転技術の必要のない車…
これでは 小型の電車と同じで
車 本来の魅力は失ってしまうだろう
便利だから の一言で解決してしまって
良いのか疑問の残る所だ。
クラブは正しく使えた時に
ちゃんとご褒美をくれる
というのは 悪い言葉では 正しい調教で
一生の財産になるのだし
ゴルフクラブは 正しく使えれば
その使い方を 一生忘れることはない
クラブに中身が無い場合は仕方がないけれど
中身の詰まったゴルフクラブで 一度打てれば
雑誌に書いてあるような悩みに陥ることは
一生涯体験しない! と断言できる
ゴルフクラブの使い方を難しくしているのは
ひとえに 傾きのある状態で 体の向きを変えている
コトにあるのだと思う
それが故に 例えば シャフトのしなりなんかも
切り返し時のトゥアップの動きも
有る方向から見てしまえば シャフトやヘッドの遅れに
見えてしまうし
クラブが振り子のように見えてしまう
時間と共に 正面になる基準点が向きを変えてしまう
というのが ゴルフスウィングの視覚的イメージと
それを実際に行う本人の動きに差異、ギャップを
造り易いのだと思う
理解が進んでくると
ボールを少ない労力で 遠くに飛ばすコトと
目標方向に飛ばすコト(俗世間では真っ直ぐ)
は まったく同じことを指していて
どちらかしか 出来ない のは
縦横が混じってしまっているから…
ヘッドの重さと その位置エネルギー
そして それに ほんの少し の運動エネルギーが
加わって ボールを飛ばすエネルギーを作り出す
のだけれど その位置エネルギー(高さ)
の殆どは 傾きと向きの変更によって 作られるので
自分自身が意志を持って クラブヘッドを上げる必要は
あまりないとも言える
準備段階で クラブヘッドを上げる動きを
意識的にしなくとも クラブヘッドの形状が
クラブを高くしてくれるので
その際 縦横を間違え無いようにする必要がある
スウィング中に自分にとっての縦
クラブにとっての縦
もしくは 上に 当たる方向が理解出来ないと
クラブヘッドをたくさん動かしても
それは逆に 打撃行為の方向へと動かすときの
抵抗、負荷にしかならなくなってしまう。
準備段階で ヘッドの重さに
慣性を加えてしまう事も同じで
それは 一見勢いを付けているように感じるが
打撃方向に相対すれば 逆方向への動きで
ヘッドの質量を増やす 慣性の動きは
ボールを打つ行為に対しては 抵抗になってしまう
このイメージ全般に
傾きというのが存在しているために
自分の敏感なるセンサーの上半身の
傾きと重力とにズレがあるため 難しいのだろう
横に付いては 簡単に言ってしまえば
傾きと体の向きの変更で作られる その面
その方向が横 左右方向になるのだけれど
これは 実際には 向きを変える動きという
すべて 脚の動きなので
トレーニングして 動き方のリハーサルは必要でも
ボールを打つ際には 殆ど意識の必要がない
ファーストステップとして
ゴルフクラブを 横方向に絶対動かさない
それが 出来るかどうか に掛かっている
クラブその物を右左に動かしたり
フェースを開いたり 閉じたりの動きを一切しない
それが 出来るかどうか に掛かっている
ゴルフクラブの横方向の動きは
クラブ 動かない
クラブを持った腕 動かない
腕の生えた肩(ライン) 動かない
肩が乗っかっている骨盤 動かない
骨盤を動かす脚 が唯一動くだけだ